かわいいのはずるいの感想

オススメポイント
その1 ・非エロパートの重要性
その2 ・たまたま「ギャルである」という瞬間

この記事はこんな御仁にオススメ

・可愛いショタに抱かれたい女子
・派手に見えるけどピュアなギャルを抱きたい男子

・「DLsite がるまに」で女性向けエロ同人誌や音声作品を買ってみよう

サンプル画像1

前書き

さて、今回は【三崎】の「かわいいのはずるい」です。
今作は「DLsiteがるまに(女性向け)」として売られている作品なのですが、今まで紹介した「がるまに作品」とは少しばかり毛色が違うのです。そのためこの記事は、男性にも女性にも同じように読んでいただきたいと思います!
というのも、作者であるBUTAさんは普段「男性向けエロ漫画雑誌」でギャルエロ漫画を描かれている方。
刈り上げ、ツリ目といった割りと「イカツめ」(ギャル好きの中でも、私のように尖った趣味の御仁向けの)のギャルを登場させるのが得意な作家さんです。

そんな作家さんが「がるまに」で…?!と、私は驚きました。今作を紹介しようと思った一番の理由、それは「私が勝手に親近感を持った」というものです。
この「三崎」というサークルはどうやら、エロ漫画編集者の方がリーダーになりいろいろな商業作家さんに同人誌を描いてもらうというスタンスのようで(間違っていたらすいません)。
サークル名が同じでも毎回、作画担当の作家さんが違うのです。

そんなサークル・三崎、男性向けでは26作も作品を出しているのですが、なんと今回初めての「がるまに」進出。これは非常に難易度の高い挑戦だったと思います。
というのも、私はこれまでに「がるまに作品」を何作も紹介してきて「男性向けの表現が、がるまに界隈で通用する」ことを知っています。しかし私が今まで見てきた「男性向け作品も出されているがるまに作家」の方たちは「男性向けと女性向けを、どういう理由で分けているのか」という問いに対し、何人かが「ジャンルで分けている」と答えていたのです。
男性受け、悪役令嬢、ファンタジーなどは女性向け。ギャルやJK、人妻は男性向け」のように。私は「ほほぅ、性器描写の詳しさ以外にもそんな基準が…」と感心していたのですが、今作は「がるまに」という界隈に「ギャルもの」で挑もうという作品なのです。面白いなと思いました。
がるまに界隈で作品購入をする女性からすると「がるまにで黒…ギャル…?!」と思うかもしれないし、R-18界隈で作品購入をする男性からすると「がるまに…って何…?!」と思うかもしれない。
そこで今回、私もある意味で「がるまにに挑戦している身」ということで、この作品の推薦者として立候補したい!と思ったわけです。発売して間もない作品(2022/4/3発売)ですが、購入していち早くレビューを書いてみました。

「男性でありながら、がるまに作品の紹介記事を書いている」「男性向け作品と女性向け作品を、どちらの良いところも知っている」「女性向けジャンルの作品に、男性向け要素が入ることのメリット・デメリットが少なからず分かるようになってきた」「今作が、がるまに界隈でも売れてほしいと思う」などの理由で、いつも以上に気合を入れて書いてみたレビュー記事。
非常に面白い(冒険的、挑戦的な)作品だったため、この記事が少しでも良いので「作品を知ってもらうきっかけ」になれば…と思う次第です。

サンプル画像2

レビュー

内容としては「黒ギャルJK・世南(せいな)の家に、ある日やってきた眼鏡の少年・正馬(しょうま)。世南の父曰く『正馬の両親が長期旅行をすることになったため、夏休み期間中は正馬を預かる』ことになったのだという。子供の頃に遊んだことがあると言われた世南だが、記憶からはすっかり消えている。お小遣い三倍という誘惑に負け、正馬の面倒を見ることになった世南。緊張をほぐすため一緒に遊んでいると、正馬からいきなり「好きです」と言われ、さらにキスまでされてしまい…?!」というもの。

真っ先に紹介したいのは、正馬が小○五年生くらいに見えるということ。世南は17、18歳ほどだと考えると年の差は6、7歳でしょうか。
ショタチ〇ポのサイズも現実的で、男性向けによくある「ショタなのにこんなに巨根なの?!」という事はありません。これは非常に良いです。
そしてこれはサンプルを見てもらえば分かるのですが、正馬がかなりグイグイ来るという点。「精通」も世南と触れ合って初めて経験するほどの少年具合。世南は「年上のお姉さん」として正馬に接するため「これはおしっこではなく精通というもの」と教えたり、「今のは事故と思ってやるから」と許したりしてくれます。
しかし正馬は本気で世南に迫ってきて、しまいには「セックスしたいです」と懇願。あまりに年下すぎて最初は本気にならない世南ですが、どんどん心情が変化していき…?!という様子がサンプル画像で紹介されています。

ギャルはジャンルで言うと男性向け」という意見ですが、これはおそらく「ギャルではない(ないまま大人になった)女性読者が、ギャルに自己投影できない」のが原因でしょうか。それとも創作エロ界隈のギャル像が、現実のギャル像の進歩スピードや幅広さに対応できていないせいでしょうか。
様々あるでしょうが、今回は「男性読者には世南の可愛さ」「女性読者には正馬の可愛さ」に注目して読んでみてほしいのです。最初に読むときに、どちらかの可愛さだけでも理解することが出来れば、二周目、三周目はきっと違った楽しみ方が出来ることでしょう。

刈り上げヘアースタイルの黒ギャルと真面目眼鏡ショタ。「今この瞬間」で考えれば「その年齢差はちょっと…」と思う方もいるかもしれませんが、冷静に考えれば「6歳差」というのは「年齢差」の中では少ない方ではないでしょうか。
この二人の仲が(私の予想年齢で)ずっと続いたと仮定すると、正馬が18歳の時に世南は26歳。現実的で良いじゃないですか。

※ここからネタバレあり(この注意書きについての説明)

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オススメポイント

その1 ・非エロパートの重要性

今作は全62ページあるのですが、明確なエロシーンは(私の感覚では)33ページありました。
最初の「世南で精通を迎えてしまった正馬のチ〇ポを、世南が手コキしてあげるシーン」、数個までサラッと流されますが「毎日のようにせがまれて手コキするシーン」、終盤の「二人で留守番中にSEXしちゃうシーン」の三つがエロシーンに該当します。

全62ページなので、エロと非エロのページ割合はほぼ半々と言って良いでしょう。これは一体どういうことなのか。
今、手元にあった「男性向けエロ漫画」を手にとって確認してみたところ「一話は大体20ページほどで、冒頭5ページが非エロ。残りはほぼエロシーン」というバランスでした。
これは「雑誌に連載されている一話の漫画」が集まって単行本になるため、一話内に必ずエロシーンが無いとダメなのでしょう。これは、たとえストーリー重視の作品であっても「非エロシーンが少し増える」程度の変化でしょう。さすがに商業誌連載の場合は、一話内のバランスですら「エロと非エロのバランスが半々」というのはかなり難しいのではないでしょうか。

対して今作。全体が62ページということは連載作品で言うと3話分、しかも「非エロシーンが多い」ということはその分「心理描写に重きを置ける」ということなのです。
今作で言うと、非エロシーンはほとんどが「世南が一人の場面」になっています。例えば「正馬に告白され、可愛いと面と向かって言われたことを思い出して部屋で悶えるシーン」や「正馬のことを意識してしまい、友人と遊んでいるときでさえ物足りなさを感じてしまうシーン」がしっかり描かれるんですね。
世南は非常に表情豊かであり、部屋で一人の時でも感情をめちゃくちゃ素直に表に出します。世南が「正馬の居ないところで何を考えているのか」を知ることが出来るからこそ、「正馬と一緒のとき」の可愛さが際立つのです。

言い方は良くないかもしれませんが、男性向けエロ作品における「ギャル」という存在はもはや「空想生物」と言いますか、「童貞や非モテに優しいのが当然」といったものになっています。元々仲がいい、垣根なく接してくれる、という設定になっているからこそ「導入5ページ」さえあればサクっとエロシーンに移ってしまう

しかし今作は「物語の大半を世南のキャラ描写に使うぞ!」という覚悟がある。決して「尻軽で性に奔放な女の子」ではなく「年下の男の子に可愛いと直接言われ、照れて、悩んで、戸惑った女の子の、向き合った結果としてのSEX」なんだと作者は言っているのです。
淫語無し、アヘ顔無し、アナルSEX無し、スケベ下着無し、包茎あり、陰毛あり、という内容。男性向けに「あっても良い要素」があえてカットされている印象です。
そして、一人の女の子の感情に真面目に向き合った結果、これを「恋愛ありき」で考えているからこそのページ配分。私はとても嬉しいです。
童貞やおじさんの巨根に惹かれるばかりがエロ漫画界のギャルでは無いんですね。

その2 ・たまたま「ギャルである」という瞬間

この作品は「ギャルもの」だと思いきや、作品紹介ページの「ジャンル」部分には「ギャル」という表記がありません
もっと詳細に文章で説明されている欄を見ても、ギャルという言葉よりも「ショタおね」という言葉が強調されていることに気づきました。

正馬は子供の頃、世南と初めて遊んでもらった時に世南のことを好きになります。(私の予想の)年齢で言うと、世南が13歳、正馬が5歳くらいでしょうか。その時から正馬はずっと「世南のこと」が好きなのです。
数年ぶりにやっと会えた正馬は、黒ギャル姿の世南に告白します。これはきっと世南がギャルでなくとも、例えば太っていたとしても告白したのではないでしょうか。
外見がどうのでは無く、久々に会った自分の緊張を解すためにフランクな笑顔で接してくれる優しさ。あの頃の世南と同じだ、と正馬は安心したはずです。

世南が「今、たまたまギャルである」だけで「ギャルじゃなかった頃」も「ギャルじゃなくなってから」も、正馬は世南のことを好きだと思うのです。「外見のみ」が世南では無いから。だからこその「おね」だと思うんです。
年の差があるということは、正馬がいくつになっても世南は「おねえさん」なのです。子供の頃もおねえさんで、今もおねえさん。これからもおねえさん。
どうでしょうか、私はどうしても「正馬が高3くらいの時の二人」の様子も見てみたいと思ってしまう。年齢的に黒ギャルは厳しくなった世南と、いろんなものが現実的に考えられるようになってきた正馬は、どんなカップルになっているのか。つい考えてしまいます。

それも今作が「ギャルもの」ではなく「ショタおね」というジャンルで描かれているからこそだと思うのです。非エロシーンが丁寧に描かれ、さらに「その後」がちゃんとラストに描かれているからだと思うのです。
とは言いつつも、十分「今の二人」の続きももっと読みたいとは当然思ってしまうわけですが…。

最後に

というわけで、男性にも女性にも同じテンションで作品を紹介してみた今作。魅力が上手く伝わっていると良いのですが…。
ちなみに今作は「がるまにあるある」の一種なのですが「FANZAでは女性向けとしての販売はされていない」のです(男性向け、女性向けという区分がないため)。そのため普段のBUTAさんのファンは「新作の長編ギャルエロ同人誌だ!」と思って購入してしまうはず。
そのため2022/4/6現在、がるまにでの販売数は449、FANZAでの販売数は1954となっています。もし本当に「いつもの調子で男性向けとして制作された」ものであれば、DLsiteでも「がるまに」ではなく「R-18」の売り場に置かれるはず。

もしこの作品を「がるまに」で購入しようと思った男性がいらっしゃいましたら、是非これまでに紹介した「がるまに作品」の記事も読んでいただけたら…と思います。アンスリウムで連載経験のある作家さん、既にFANZAの男性向けで大人気の作家さん、男性向けエロ漫画のようなエロシーンの作品など、男性が読んでも楽しめる作品は思ったより沢山あります。

この作品も「男女のどちらも愛おしく思える」「この二人の幸せな未来を見たい」という意味では、やはり(私の思う)女性向け作品の条件は満たしているなと強く感じます。イチャラブエロというものは、良いものですねやはり…。
新生活も始まることですし、新たな扉を開いてみるのも面白いかもしれませんね。エロいのたくさん読んで聞いて見て、これからも頑張りましょう。新社会人!新入学生!

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