私なりの「音声作品の選び方」について

このブログを始めた頃は、こんな風になるなんて全く予想もしていなかったのですが、ここ最近なぜか「エロ音声作品」の記事をたくさん書いています。
私は元々、音声作品の大ファンというわけではありませんでした。しかし音声作品の記事を23個も書くようになると、結構明確に「自分なりの基準」が見えてきます。
むしろそれは、映像作品や漫画に対するものよりもはっきりしているということに気づき、なかなか楽しく音声作品の記事を書いています。

今回は私なりの「音声作品の選び方」を紹介するとともに、音声作品に触れたことのない御仁へ「音声作品の魅力」を伝えられることが出来たら嬉しいなと思います。
文章中、話題にしたポイントに丁度いい作品の記事のリンクも貼っていくので、記事中のサンプル音声を聴いてもらえるとさらに分かりやすいかと思います。

音声作品の面白さ

私が思う一番の「音声作品の面白さ」というのは「あえて音だけで勝負する」というストイックさです。ボクシングやサッカーに近い感覚。他に使えるものがあるのに、あえてそれを削るのです。
構成するものが他より少ないからこそ、作り手の意志や狙い、工夫というものがかなり明確に作品に落とし込まれる。ジャンルも様々、アプローチもサークルによって全く違います。声と音だけで人を射精へと導く、そこにはもちろん「聞き手の想像力」は欠かせません。
他の形式のエロ作品とはまた違うオナニー、あなたも是非味わってみましょう。

聞き手側(購入者側)の立場になって考えてみても、二次元エロが好きな人はほぼ高確率でアニメやゲームが好きだと思います。ドラマCDや声優さんのラジオを聞いたことがある人も多いと思いますし、声優さんの声に対して「凄い演技力だ」と感動したことがある人は音声作品に向いていると思います。
たとえ画像や映像が無くとも声優さんの演技が良ければ、脳内でプレイをイメージすることはそんなに難しいことではありません。移動中に聴くことが出来たり、入眠時に聞いたり、音だけで楽しむメリットはいくつもあります。
映像で表現しづらい「ファンタジーもの」や「とんでもなくエゲつないフェラ」「顔面崩壊するレベルでのイキっぷりやオホ声」といったものも、実写AV作品や同人誌よりも音声の方が伝わりやすかったりします。結果は個人に委ねられますが…。



そして先日、Twitterでバズったこの漫画。

ゲップ音声についての「ギャグではない感想漫画」なのですが3500RT、2.3万いいねを叩き出していました。未経験の人にとって「エロ音声作品を聞く」という行為はもちろん「ゲップ音声」に対するネタ感覚というのは確かにあるのかもしれない。しかしそれは、単に実践したことがないだけの話。
音声作品で抜いた男は、絶対に音声作品を笑いのネタにしませんし、ゲップで抜いた人間はゲップを笑わない
だからこの漫画の作者は「ギャグ要素」を入れていないのでしょう、ちゃんとゲップで抜いたから。真摯です。
ちなみにこの漫画に出てくるゲップ音声はこの作品で、サークル側の認識は中級者以上向けとのことです。


そして実は、音声作品というのは入門のためのハードルが非常に低いのです。おそらく未経験の場合、「音声だけで抜けるか心配だ」と思う人は多いでしょう。
そういう時は「AVを見ている時、映像か音声のどちらかしか楽しめないとなった場合、どちらを選ぶか」を考えてみて欲しいのです。私は音声を選ぶ人間で、実験してみたこともあります。

そして「実はハードルが低い」の意味は簡単に説明すると以下の通り。
例えばエロ漫画作品の場合は前提として「漫画を読む技術」が要求されますし、紙媒体で買った場合は第三者に見つかる可能性がある。そして一番は絵柄が合うかどうかという問題もあります。
実写作品の場合、こだわり出すと「疑似射精かどうか」すらマイナスポイントになったり、二次元作品からすると思ったよりも好みのジャンルや作品が見つからないこともあります。他にも女優さんのタトゥー問題、男優がみんなおじさん問題などもありますね。

では音声作品の場合はどうか。「音を聞くだけ」なので楽しむために要求される技術はいりませんし、購入形式もダウンロードが前提(同人イベントなどではもしかするとCD販売もされているかもしれませんが)。
ほぼ、声優さんの声質と台本内容の二つで全てが決まると言っても過言ではありません。聞き手側が気にする部分が非常に少ないのです。
これに関しては例えば「好きな声優さん」が見つかれば、もうあとは台本の内容だけ考えればいい。そういう非常にハードルの低い、親しみやすいジャンルなのです。

私なりの「音声作品の選び方」

ここからは普段、私が「どういう部分を重視して音声作品を選んでいるのか」について完全に私の主観で書いていきたいと思います。人によって選ぶ基準は様々ですが、中にはこんな人もいるよという感じで気軽に読んでいただけたらと思います。
最初は「作品の選び方・調べ方」について。

まずは検索

私は音声作品は100%の割合でDLsiteで購入しています。なぜか音声作品はFANZAよりDLsiteの方が盛り上がっているので、わざわざFANZAを使って作品を探そうとは思えません。
まずは同人ジャンルの検索バーに「音声 ○○(好きなジャンル)」と入力し検索、そのあと並び順を「レビューが多い順」にします。
これにはちょっと理由があり、「評価が高い順」にした場合はかなり多くの高評価の作品が出てしまうのです。音声作品の場合、上記の理由により評価ポイントが少ないため「平均点が高い作品」が多いのです。
購入者の母数が少ないため「音声作品界隈は全体的に評価が高め」だと先に理解しておきましょう。その上で「レビューの多さ」を基準にします。
非音声作品もヒットしてしまいますが、その中でまずは「パッケージ絵とタイトル」という限られた情報だけで気に入る音声作品をいくつかクリックしましょう。検索でヒットする最初の情報というのはこの二つだけなので、これを理解しているサークルは「この二つで興味を持たせる努力」をしているはずなのです。

個別ページの見方

まずはレビュー

そして個別作品ページ。音声作品を何も知らないあなたは、まず画面の中心からやや右上の「レビューへ」をクリックしてください。すると画面下部の「ユーザーレビュー部分」に飛びますので、いくつかのレビューを読みましょう。
ここには「ネタバレ」となっているものもありますが、音声作品に関する大きなネタバレというのは私はさほど意味を持たないと思うので(ネタバレ記載が無くても内容に触れているレビューも多いため)気にせず読みましょう。
しかし、ここにはほぼマイナス意見は載っていません。あったとしても「トップレビュー順」がデフォルト設定のため、上位には掲載されません。
それを踏まえて「少なくとも良い部分はこういうところなんだ」と知ることから始めましょう。

このレビューというのは、購入者からすると「書かなくても良いもの」であり、書かない人がほとんど。レビューを書いた場合「掲載時に50ポイント」「購入してから一週間以内で50ポイント」「Twitterにシェアすると20ポイント」が貰え(1ポイント=1円として使える)最大で120ポイントになります。
私としては「好きな作品を褒めて120円もらえるのなら書こうかな」と思っているため、全ての作品ではありませんが割と多くレビューを書いています。

つまりレビューが多い作品には「手間を惜しんでもこの作品を勧めたいと思うファンが付いている」「購入者の立場からの意見のため、良し悪しが分かりやすい」という情報が含まれているのです。

そしてサンプル画像

レビューを読み「気になる作品だ」と思って初めて、私はサンプル画像の欄を見ます。音声作品なのにサンプル画像?と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、ここもサークルによって千差万別。
キャラやトラック内容が文章で説明される作品紹介の欄は下にあるのですが、サンプル画像という名目で「目に付きやすいオススメポイント」をサークル自ら明記している場合も多い。派手だったり情報量が多かったり、エッチなイラストだったり「文章では表現できない魅力」も私達に伝わるため、私はここが結構好きです。

例えばこの作品は、サンプル画像の使い方のという意味ではトップクラスだと思います。文字だけの作品紹介では表現しきれない「台詞の色分け」や「文字サイズの違い」などを効果的に使うことで、非常に興味を惹かれます。

サークル側はこれを用意するのは手間かもしれませんが、音声初心者は「文章だけ」の作品紹介を全て読まないかも知れない。ならば絶対に伝えたい要素だけでも、画像で説明するのは良い手法だと思います。
そして何より、文章の説明欄に「必ずしも台本の有無が明記されているとは限らない」というのが個人的には悲しいのです。記載がなくても台本が収録されている場合、記載がないから収録も当然無い場合もあり、困ってしまいます。
個人的にはタイトル、サークル名、声優さん、収録時間の並びで台本の有無も「必要情報」として明記していただきたいと思うのですが…。

最後にサンプル音声

そしてそこまで確認し、気に入った作品があればサンプル音声を聴きます。今まで聴いてきた作品の中で「この段階まで来たが、声優さんの声が好みではなかった」という経験はあまり無いのですが、やはり音声作品なのですから声が好みかどうかはかなり大きな比重です。半分以上は声が占めていると言っても良いでしょうか。
サークル側も「この台本に合う声優さん選び」「声優さんに合った台本書き」をしていると思うので、あまりにかけ離れた声はあまり無いとは思います。
むしろ、作品選びの残り30%~40%を失敗しないために、設定や他の情報を優先して選ぶという表現が正しいでしょうか。

個人的に気にする部分

そして、ここからはオススメの方法というより、単に私が「作品のどこを気にしているのか」を説明します。

台本の有無

このブログの記事を何度か読んでくれている御仁からは「知ってるからそれはもう良いよ!」と言われてしまうかもしれませんが、作品を楽しむのはもちろん、レビューを書く上でも「台本は無いよりは有る方が絶対に良い」と思っています。
正直、90分以上の作品になると「詳細を思い出せない」ことが多く、あの大好きなシーンってどのトラックのどの編だったかな?と探すのに一苦労します。久々に作品を聴く場合はさらにそうです。
DLsiteの再生機能には倍速機能が無いため「該当部分を探すための倍速送り」が出来ないこと、10秒送り・10秒戻しボタン(送り・戻しの時間を増やすことは出来ません)をひたすらクリックで連打することしか出来ない、というのが理由です。

ちなみにこれはトラック名(チャプター名)をどうするのか、という部分にも関係することだと思っております。作品の中には「このトラックでのプレイはこれです」という感じでトラック名のサブタイトルの後ろに「手コキ、パイズリ、キス、生ハメ」と書いてあるものも多いです。
しかし聞き手の立場(個人的な私の意見かもしれません)からすると、トラック名が長すぎるのも意味がないと思います。
私の場合、音声作品は「家事をしながら」「移動中」「寝る前にベッドで」などが理由でスマホで再生することが多いのですが、再生ビューアーのDLsite Play画面上ではトラック名の「25文字程度」以降は省略されます。
電光掲示板のように左へ自動スクロールしてくれれば良いのですが、その機能が無いため「長いトラック名の終盤」は画面に映りません。横画面に切り替えた場合、私のスマホでは「プレイヤー部分」が画面の変な位置に固定されてしまい、それがトラック一覧を隠してしまいます。かろうじて3mmほどの隙間からトラック名を読むことは出来るのですが…。

サークルの中にはもはや「トラック1」と書かず数字だけで「1」と書いたり、トラック名は簡単にして台本を収録し、そこにプレイ内容を記載している場合もあります。
これが、私が「台本を必要としている理由」となります。

全体の長さとトラックごとの長さ

これもかなり個人差があると思いますが、私は1トラックが20分前後の作品が一番好きです。全体の長さは2時間だと長いなと感じてしまい、むしろ全体のまとまりが良ければ60分以内でも全く構いません。これは、私が「長いから抜ける」という訳では無いと思っているためです。

音声作品が2時間あるというのは、例えば映像作品でいうと映画一本の長さです。日常生活の中で何度も「最初から丸々聴き直せるのか」と聞かれると、私はYESとは答えられません
私の場合「好きな部分を選んで集中的に聴く」のが好きなため、例えば「収録時間が2時間超えだが台本は収録されていない作品」よりは「台本が収録されているが時間は58分の作品」の方を何度も聴きます。
この辺りの「台本収録」「トラックの長さ」というのは、サークル側の肌感覚もあるはずなのでおそらく急に増えたり減ったり消えたりはしないと思います。
そういった理由で私は「好みの長さで区切られているサークル」「台本が収録されている」作品は安心して購入し、ファンになることが出来ます。

最後に

文字ばかり、細かい部分の説明ばかり、聞き手に関係のない部分もあり、とかなり主観丸出しで書いてしまった今回の記事。
初心者の方はいかがだったでしょうか。もし興味を持っていただけたら、是非軽い気持ちで何か良い作品を聴いてみてもらえると嬉しいです。

個人的にはこの辺りは入門一作目に聴くには丁度いいと思っているので、セール中のタイミングなどでチェックしてみるのはいかがでしょうか…。