
オススメポイント
その1 ・「作品の方向性」と「設定」の混ぜ方が見事
その2 ・声で際立つ、兄弟それぞれの魅力
・女性向け「催眠音声」を聞いてみたい
・dog eat dog eraの続編が出ていることを知らない
・「DLsite がるまに」で女性向けエロ同人誌や音声作品を買ってみよう
サンプル音声
・とにかくテオとセオドアの声がイメージぴったりすぎて凄いです!(音量注意)
前書き
さて、今回は【Mauve】の「dog eat dog era DRAMA~はじめての催眠魔法~」です。
こちら、シリーズをまとめて購入した際に「てっきり漫画作品だと思って」購入したものになります。一作目は漫画→二作目は音声→三作目は漫画、という形式なのですが、時系列的には二作目→一作目→三作目の順になります。
一作目のレビュー記事では「気になる点をあげつつも、良いところを主観を交えて話していく」という感じになりましたが、今作では「一作目で気になった点」がかなり修正されていました。「作品をより良くしよう」という工夫が随所に見られ非常に聞きやすかったため、シリーズが気になる方は今作から入っても良いかもしれません。他の読者のみなさんが投稿レビューに書いた「気になるところ」はちゃんとサークルさんに届いていたんですね。
そして、シナリオ担当の月村望さんは相当な腕を持った方なのでしょう。一作目の設定と「音声作品」という形式を非常に上手く噛み合わせていて、個人的にはオススメポイントがかなりあります。
私はこれまでに30作品ほど男性向け音声作品のレビュー記事を書いているのですが、純粋に「女性主人公が男性にエッチな事をされる」という女性向け音声作品は今回が初めて。音声作品を聞いたことがない御仁(女性)や、「女性になりきって、イケメンにエッチなことをされたい」と思う御仁(男性)にこそこの作品をオススメしたい。
もちろん、一作目のファンの方には「兄弟の声、本当にぴったりです!しかも一作目より優しいぞ!」とお伝えしたい。
今回も「※ここからネタバレあり」が出てくるまでは安心してお読みください。それではいってみましょう。
サンプル画像







レビュー
内容としては「竜人族の奴隷の兄弟はある日、ジェーンドゥの魔女と呼ばれる魔法使いに引き取られる。家族として温かく迎えてくれた魔女だが、兄弟には何か隠し事をしているようだ。家族には隠し事は無しだ、と魔女に教えられて育った兄弟は1○歳になったある日、とある計画を立てるのだった…」というもの。
一作目の前日譚にあたる内容ではありますが、未読の方でも単体で楽しめるようになっていると思います。分かりやすさ重視で考えるなら私は、二作目→一作目の順で楽しむというのもアリなのかなと思います。
声優はセオドア(クールな方)…雌見勃雄さん、テオ(やんちゃな方)…いなりうづきさん。一作目を読んだ御仁ならきっと満足してもらえるハマり声だと思います。お二方、どちらもあまり多くの作品には出られていない声優さんらしいので、是非事前にサンプル音声をお聞きください。
収録チャプターは
・チャプター01 ドラマパート_日常(約8分)
・チャプター02 ドラマパート_双子(約6分)
・チャプター03 講義(約5分)
・チャプター04 催眠というもの(約15分)
・チャプター05 束の間の休息(約3分)
・チャプター06 ドラマパート_催眠魔法(約5分)
・チャプター07 もう一度、催眠(約10分)
・チャプター08 二人で(約6分)
・チャプター09 繰り返し(約7分)
・チャプター10 気持ちいいこと(約5分)
・チャプター11 いっぱいのキス(約5分)
・チャプター12 蕩ける(約8分)
・チャプター13 指でぐりぐり、何度も(約10分)
・チャプター14 外と中(約7分)
・チャプター15 本当は挿れたいのに(約8分)
・チャプター16 ありがとう、魔女よ(約3分)
・チャプター17 ゆっくりと覚醒(約4分)
・チャプター18 ドラマパート_日常?(約3分)
・チャプター19 おまけ(約4分)
となっており、総収録時間は約120分。台本は残念ながら無しです。
私は「素晴らしい音声作品にこそ、台本を収録して欲しい」と熱弁するタイプの音声作品ファンなのですが、今作はまさにこれ。文字でも読みたい「エッチな台詞多め」の素晴らしい内容でした。
シーンによって細かく分割されているためチャプター数は多いですが、その分だけ展開が多く飽きません。むしろ好きなシーンが再生しやすくなっているため、私はこういう形式のほうが好きです。
そして中には、自分は催眠にかかりやすいと思っている方、ちゃんと催眠が解けるかどうか不安な方もいらっしゃると思います。この催眠音声は、最後にちゃんと「催眠解除のための音声」も含まれています(とても良い配慮だと思います)。そのため、不安な方はちゃんと最後まで聞くことで「解除の暗示」も聞くことができるので安心して聞いてください。
そして「私はもう導入とか解除音声とか良いから、とにかく兄弟にエッチなことされる音声だけを繰り返し聞きたい!」という御仁へ朗報です。
DLsite Playといういつも使っているビューアーの左側のメニュー。スマホ版だと左上の「三」のマークを押してメニューが開きます。
その中の「プレイリスト」を押すと、自信が選んだ音声トラックを使って自作プレイリストが作れます。このプレイリストの面白いところは「同じトラックを複数個登録することができる」「別作品の音声トラックも選べる」という点。
プレイリストの名前を決め、音声トラックを選ぶ際に「+マーク」を二回押すと、その音声トラックが続けて二曲登録される、といった感じです。その後、編集画面にて曲順の入れ替えをすることも出来ます。
今作で言うと「私はエッチなパートの前に、催眠の重ねがけパートを何度も聞くことでより深く催眠状態になりたい」「催眠パートは飛ばして、兄弟の言葉責めプレイリストを作ってオナニーしたい」という御仁は、好みに合わせたプレイリストを作るとより実用的に聞けることでしょう。
一作目、三作目の記事はこちら↓
※ここからネタバレあり(この注意書きについての説明)
ネタバレ無しで商品紹介ページへ飛びたい方はこちら
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オススメポイント
その1 ・「作品の方向性」と「設定」の混ぜ方が見事
今作は、作品のやりたいことと本編の設定が非常に見事にマッチしていました。というのも、今回はいわゆる「催眠音声」なのです。
「催眠音声にどこまでの力を求めるか」というのは人によって違うでしょうし、聞き手によってどこまで効果があるのかは個人差がかなりあると思います。個人的な意見を述べさせてもらうと、私にとっての催眠音声は「本気の、エッチなごっこ遊び」です。
本気でかかると思っていないものの、聞き手の努力次第で「いつもよりエッチなオナニーが体験出来るもの」とでも言いましょうか。
TV番組でよく見る催眠術は素人がいきなり真似してやってみても効果は無いでしょうし、かけられる相手によって「かかりやすい」「かかりにくい」があります。
対して催眠音声。こちらは「催眠音声って効果あるの?全部嘘でしょ?」と思っていては全く効果が無い、と私は思います。「私は今、エッチな催眠にかかっていて感度があがっている」「感じすぎて勝手に身体が動いてしまう」と、自分から歩み寄って信じ込むという「ごっこ遊び」をすることで楽しめる、と言いますか。
かくいう私も、何作か男性向けの催眠音声を聞いた経験があります。その際も「無意識に腰を動かすふり」「私は今、非常にエッチな気分になっている」と積極的にのめり込んで聞くことで、結果的に気持ちよさが増すのです。
そして催眠音声作品を聞く時は、身体が無防備であればあるほど入り込みやすいです。外部の音や光が無いほうが良いので、部屋を暗くしてイヤホンで聞くのも良いですね。
イヤホンも、従来の有線イヤホンよりもBluetooth接続のワイヤレスイヤホンの方が百倍くらい聞きやすいです。私は最近、電気屋さんで6000円ほどのワイヤレスイヤホン(安い部類です)を試しに購入してみたのですが、エッチな音声作品のファン全員にオススメしたいほど素晴らしいです。催眠音声の効果を高める必須アイテムと言っても過言では無いでしょう。
さて、本題へ。私が一体、今作のどこに感動したのか。一番良かったのは「主人公の立ち位置」です。
シリーズの前日譚として聞く場合はもちろん「魔女=ひまり」として聞くことが出来るのですが、今作では「ジェーンドゥの魔女」以上の主人公の情報は出てきません。明確に「魔女=ひまり」だという台詞は出てこないんです。
そして、会話の中には「最近うなされているな」「君は毎日頑張っている、疲れているだろう」というものが多く含まれています。一作目よりも兄弟が魔女に対して優しいんですね。これはつまり「毎日、勉強や仕事を頑張っている「あなた」=魔女」としても聞くことが出来るということ。普通のエッチな音声というのはほぼ、主人公=「あなた」になっている事が多いですし、人気エロ漫画を音声化したものは主人公にキャラ設定が付いていることがほとんど。
この作品はその両方の側面を持っていると、私は思います。物語の前日譚として聞ける一方で、「仕事に疲れている「あなた=魔女」を、兄弟がエッチな暗示で癒やしながら安眠させると同時に、安眠中にものすごくエッチなことをされてしまっている」という聞き方も出来るという仕掛け。
これは「ひまりが異世界転生して魔女になった」という設定を逆手に取った、素晴らしい手法だと感じました。聞き手に合った趣向で、違和感なく物語が聞けるようになっている。かなり難しいシナリオだと思うのですが、月村望さんの見事な手腕によってそれが成立しています。
さらに言えば、私のような男性であっても「異世界先のキャラクターの性別が、転生前と同じであるとは限らない」ため、私(男性)が転生して魔女になったという聞き方も出来るわけです。兄弟はこの時点では魔女の前世を知らないため、もし私のような男性が魔女になっていてもバレませんから。男性の御仁も思う存分、催眠にかかって(魔女になりきって)クリ責めや中イキを感じてみましょう。
そして、催眠というものの扱い方も良かったですね。前作(時系列的には今作の次にあたる)ではセオドアは催眠魔法を使い、出会い頭の魔女を一瞬で催眠状態にします。しかしそれは漫画内で「魔女」が相手だから成立するものであって、今作のような音声作品の場合「はい!今、催眠魔法かけたから「あなた」は一瞬でエッチになりました!じゃあキス行きます、いつもの数倍感じてね!」ではいけません。さすがに雑すぎますから。
そこで今作では「催眠魔法」の前段階として、魔法を使わない言葉と暗示のみの「催眠状態」というもの(我々の世界に存在する、通常の催眠だと思ってください)が使われます。これを差別化してくれたのは、世界観的に非常に良かった。
作中では、一瞬で他人を催眠状態にする「催眠魔法」は国が定めた魔法使い以外は使用禁止であるという設定が語られます。つまりセオドアは「最終的に、ルールを破って魔女に催眠魔法をかけようと思っているが、催眠魔法をかけやすくするための準備として「催眠状態」で魔女の身体を慣らしておこう」と考えているのです。
この「催眠状態」というのは「回数を重ねることで暗示にかかりやすくなる」という設定で、音声内でも「暗示をかける→エッチなことをせずに起こす→また催眠状態にする」という展開があります。この「目的のための重ねがけ」は、妙なリアリティがあって良かったですね。
一作目で何の前触れもなくいきなり「催眠魔法をかけた」ではなくちゃんと考えあってのことだった点、普段は二人ともちゃんと魔女に優しい言葉をかけている点(なぜ時系列的に未来の話である一作目ではあまり優しくないのか、という矛盾は作品発表順的に仕方がないので…)など、私としては「そうであってほしかった」という救済措置のような展開が盛り込まれていて嬉しかったです。
その2 ・声で際立つ、兄弟それぞれの魅力
それでは肝心のエッチなパートについて。もしかすると女性の意見とはかけ離れた感想になっているかもしれませんが、ご了承ください。漫画作品とは違い、女性側の台詞やモノローグがゼロの作品は初めてなので…。
お気づきの方はいらっしゃるかもしれませんが、私はセオドア(クールな方)派の人間です。一作目の感想もセオドアよりになってしまっているかもしれません。これは「催眠魔法をかけているのがセオドアである」「知的で冷静な男が性欲に負ける瞬間」が好きだから、という理由によるもの。
今作も「中盤まではセオドアがメインで魔女と会話する」「テオが参加するのはトラック8から」などの理由で、セオドア派の私は楽しく聞くことが出来ました。
とりわけ、トラック7では「俺たちが居ない間、無理をしていないか」「俺たちに出来る事があったら言って欲しい…頼ってほしい」とセオドアが魔女に話すシーンはドキドキしながら聞いてしまいました。セオドア派の御仁にはきっと楽しんでもらえることでしょう。
対するテオ。先に結論を話しますと、テオもめっちゃエッチですねぇ…うーん、これは…。途中からはテオの台詞を聞くのも楽しくなってきて、大満足でした。テオはやんちゃタイプですが、一人称は「僕」で魔女のことも「魔女さん」と呼びます。
しかし、催眠で魔女が意識を失うと「あんた」と呼んだり口調が荒くなることが多くなります。特に良いのは、キスシーンでの「僕の唾液飲んでね…?飲めよ!」と命令口調になるシーン。そして何度か出てくる「○○だねぇ…?」と疑問形で聞いてくる台詞です。悪い感じの半笑いをしながら、呆れた感じで発する「○○だねぇ…?」という台詞、たまりません…。
魔女はこの最中、催眠状態で意識がないという設定。だからこそ兄弟は、普段とちょっと違って「本心」を全開にして魔女を弄びます。しかし兄弟はSっ気を出しながらも、ちゃんと「魔女に対して語りかける」のです。
そんな中、数こそ少ないものの「兄弟同士で会話し合うシーン」が何度か出てきます。「魔女さーん、こんなに感じてるの?」「魔女よ、もっと我慢するんだ」「なぁセオドア…これって…」「いや、大丈夫だ…これは」みたいな感じで。
この時の口調はかなりドライというか、魔女に向けたの会話とは違って「突き放した冷たさ、ドライさ」があってゾクっとしてしまうんです。
これらの会話は、聞き手が神の視点ならぬ「神の聴覚」を持っているからこそ全て聞き取れるわけです。実際の魔女は意識を失っているため、はっきりと聞くこと・理解することは出来ないので。
しかし、兄弟は「魔女は会話や行為をはっきりと認識していない」と理解しながら「確実に、行為や会話を意識下に植え付けるために声に出して魔女に説明している」んですね。
この点もまた「物語の設定」と「催眠という手法」のバランスの妙と言いますか、不自然さの無い見事な演出だと思いました。これにプラスして「甘い言葉」「冷たい言葉」の両方が聞けるんだからもう脱帽ですよ…。
一作目に対して「魔女への優しさ成分が増している」と思いきや、急に出てくる「Sっ気のある台詞」にどうしてもゾクっとしてしまう(もちろん良い意味で)。逆に、二作目である今作を聞くことで「描かれていないだけで、前作でもちゃんと魔女との優しい会話があるんだろうな」と脳内補完出来る。そういう意味でもシリーズのファンには是非聞いてもらいたいです。
そして個人的に面白かったのは、プレイ内容について。耳舐めはもちろん、「イくな!」という命令、「身体は正直だ」となじられる言葉責め、といったプレイは男性向け音声でもよく出てきます。それは女性向け音声であっても「聞き手が興奮するプレイ」には変わりが無いと知ることが出来て、なんだか嬉しかったですね。
ちなみにトラック14の子宮を外から押すプレイは「体外式ポルチオ」というものなので、興味がある御仁はググって実際に試してみてください。新たな性の扉が開くかもしれません…。
最後に
というわけで、褒めどころたくさん、兄弟二人共をより好きになれた、という満足感たっぷりの今作。やはり音声作品は良いものですね、今作は作品の設定のおかげで「より自然に女性になりきって聞ける」ので特に聞きやすい。
もし自分が女性だったら、兄弟に身体を触られる辺りからの興奮度が段違いだったのか…と考えると残念でなりません。サンプル音声は約20分ほどたっぷりありますので、本編未読の方も是非聞いてみてください。兄弟それぞれ、声にちゃんと差がありながらもキャラにピッタリで非常に聴きごたえがありました。
一作目、三作目の記事も「※ここからネタバレあり」までであれば購入前に読んでいただいても良いようにしてあるので、もし宜しければ参考になさってください。
商品情報とリンク

dog eat dog era DRAMA~はじめての催眠魔法~【Mauve】
通常価格…770円
台本…無し
総収録時間…約120分
(↓クリックすると商品紹介ページへ飛びます)
※がるまに専売



