性擬態幼馴染5の感想

オススメポイント
その1 ・男で勃っても良いじゃない!
その2 ・広がりまくる悪魔的妄想

この記事はこんな御仁にオススメ

・今までBL作品に触れたことがない
・ノンケだが「チ〇ポを舐めたい」と思った事がある男性

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前書き

さて、今回は【東横大賞典】の「性擬態幼馴染5」です。今作は「♂若葉x♂タケル」の疑似BLが描かれるので、苦手な御仁もいらっしゃることでしょう。しかしですね、これだけは言わせてください。
私はこの作品がシリーズの中で一番好きです。私は普段、BLをメインで楽しむ人間では無いのですが、この作品は本当にたまりませんでした。「BLはちょっとなぁ…」と遠慮する前に、どうかこの記事を一読していただければと思います。それでは行ってみましょう。

そもそも、このシリーズの記事は「5作目がBL」だと分かった状態で書き始めました。そのため「TSは好きだけどBLは好きではない」「作者の山田さんのファンだけどBLはちょっと…」という御仁たちに向けて、どんなレビューをお届けすれば良いのかという不安もありました。
このブログで、私は意図的にBL作品の記事を書かないようにしてきました。商業BL漫画はこれまでに少なからず読んでいるのですが「深みにハマったらどうしよう」と思ってしまい、ある程度の距離を取っています。
今作は「TSの延長線上にあるBL」だったため、「BL作品としてどうか」というより、なるべく「性擬態シリーズだからこそのオススメポイント」を紹介していきたいと思います。軽い気持ちで読んでもらえる内容になっていると良いのですが…。

ついでに、少し別の話を。
私は2年ほど前に、君嶋かなたさんの「君の顔では泣けない」という小説を読み、とても感動したことがあります。「男女の高校生同士の中身が入れ替わってしまい、元に戻れなくなったまま15年が経過する」という衝撃的すぎる内容なのですが、今思い返すと「とてもTS的な要素が含まれているな」と感じます。
もし「このシリーズを4作目まで読んだものの、BL展開はちょっと…」とか「男女の性別が入れ替わるタイプの青春作品って他に無いかな」と思う御仁には、是非「君の顔では泣けない」をオススメします。
厳密に言うとジャンルが少し違うかもしれませんが、私も今後はこういった作品を探していきたいと思います。

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レビュー

※今回のレビューは「どのような行為が描かれるのか」についてネタバレをしている部分があります。これは「普段BLを読まない御仁」に向けての配慮のような意味合いです。ご了承ください。

内容としては「最初に『擬態反応』が起きた日を再現し、原因究明をすることになった若葉とタケル。あの日の再現ということで若葉は男体化状態からスタートし、あの日のように同じペットボトルを回し飲む二人。しかし今回はタケルの女体化は起こらない。あの日のことを思い出していた若葉は思わず勃起してしまい、なし崩し的に『オナニーの手伝い』までも再現することになってしまう。人目を避けるため備品室に隠れた二人は、もう一度『あの日の再現』をするのだが…?!」というもの。

いやぁ「性擬態シリーズなればこそ」という展開のオンパレード。本当にたまりません、凄かった。
まず、表紙にもなっている「自分より背の高いスカート姿の♂若葉」を後ろから抱え込む形でオナニー指南する♂タケル。これだけでもうこの作品を購入する意味があると言えるでしょう。
いつもの紹介文ですが、今回は「男体化女子に手コキで男のオナり方を教えます」という内容。行為としては「キス、手コキ、フェラ」が描かれ、挿入はありません。
1作目の展開の再現と言いながら、二人の関係は1作目とは全く違ったものになりました。だからこそキスや手コキの意味合いも、全く違ったものになっています。だからこそ「フェラ」の存在がとても大きい。これ以上「どんなフェラなのか」は説明しませんが、なんとなく察して頂けるでしょうか。
ちなみに私はこの「フェラ」の存在があるからこそ5作目が一番好きになりましたし、なんなら将来的に「♂若葉x♂タケルのSEXメインの本」が出たら絶対に買います。そのくらい心動かされる内容でした。

そして今回、是非お伝えしたいのが「チ〇ポの絵が上手くなっている」ということ。あとがきに「作画用のちんちんディルドを購入した」と書かれているのですが、その効果はとても大きいと思います。P16の「いろいろなシコり方を教えるタケル」のシーンでは、チ〇ポを握る手の形もとてもリアルですし、チ〇ポの裏の真ん中の膨らみなどがリアルに描かれていて嬉しかったですね。
「チ〇ポの解像度が高い!」と思いながら読んでいると、あとがきにも「ちんちんの解像度」と書いてあってちょっと笑ってしまいました。この調子で「玉や蟻の戸渡り」の解像度が上がったり、「♂若葉チ〇ポ」と「♂タケルチ〇ポ」の比較などが描かれると私はとても嬉しいです。
私はエロ同人誌において、ある程度の「チ〇ポの格好良さ」というものは大事な要素だと考えています。作者さんは3作目のあとがきで「チ〇ポを描くこと」への照れ(?)について言及されていましたが、ちゃんとそれを乗り越えて真正面からチ〇ポに向き合っていただけたようで本当に良かったと思います。覚悟を感じたからこそ、私も照れること無く触れさせていただきます。
今作は特に「格好良いチ〇ポ」に仕上がったからこそ、あのフェラが活きてくると思った次第です。


商品情報とリンク

性擬態幼馴染5
【東横大賞典】

通常価格:550円
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オススメポイント(ネタバレあり)

「ネタバレあり」ついての説明

その1 ・男で勃っても良いじゃない!

♂若葉の「私が男の時も勃ってくれるのうれしーな」という台詞。私はこれまで数え切れないほどのエロ漫画を読んできましたが、こんな素晴らしい台詞に出会ったことはありません。
もしTS界隈にはこのような台詞は珍しくないのであれば、私はこれからTSエロ同人を開拓していくことでしょう。もし山田金鉄さんの作品にはこういった台詞がたくさん出てくるのであれば、私は氏の作品を全作読むことでしょう。そのくらい素晴らしかった。

1作目の記事で書いた「男性向けTS作品の多くは自分もしくは友人が美少女になる割合が高い」というあの話を思い出しました。この若葉の台詞は「自分もしくは友人が男体化し、相手が男体化した自分で性的興奮をする状況」でなければ成立しないもの。
私はBLやふたなり、TSなどに対して「自分はどのくらいの距離感にいるのか」を確かめるためにいろいろと考えたことがあります。
その結果、私の中では「勃たない女子より勃つ男子」というモットーが生まれました。ちなみにこれは私が実際に「この考えにより同性愛者もしくは両性愛者になった」ということではなく、あくまで「自分がどういったエロジャンルを好むのか」という線引に対する話です。
今作でいうと「♀若葉よりも♂若葉、♀タケルより♂タケルの方が魅力的なのではないか」とか、そういった話をしたい訳ではないのであしからず。

私は、世の中の男性の多くは「相手が女性であれば絶対に勃起する」という訳ではないと思っています。その逆もしかり。
異性愛者であれば同性と何をやっても勃起しないのか、生理現象以外には何も感じないのか。もし何かの理由で同性に対して勃起してしまったら、その男性は同性愛者もしくは両性愛者になるのか。
詳しくは私には分類できませんが、タケルはもう5作目で「♂若葉に勃起する男」になっているんですね。「この事実こそ」と言いますか、「この事実だけ」で十分なのだと思います。
男子で勃つのならそれは良いじゃない、あなた正直になって良いじゃない?ということ。勃起して愛おしくなったのなら、その先には「フェラしたい」があるんだからやってみて良いじゃないということなんです。

私は4作目の記事に書いた「相手に好かれることで」という漠然とした感覚(オススメポイント その3)が漫画の展開として描かれていることにとても感激しました。といってもこれは私が勝手にそう感じただけの話なのですが…。
しかし今作。私がこの作品に出会う前からずっと抱いていた「勃たない女子より」という考え方。これがこんなにもドンピシャでエロ漫画として私の前に現れる日が来るなんて。たまんねぇ〜!!と私はここ数日、余韻に浸りまくっています。

その2 ・広がりまくる悪魔的妄想

作者の山田さんはあとがきで「こんな長いあとがき、誰が読むんだ」と書かれていました。私もこのブログでよく「こんなキモ長文、誰が読むんだよ」と思いながら記事を書いているので非常に共感してしまいました。
しかし山田さん、目をギンギンにしながらあのあとがきを5周した男がここにいます。スカートテントはもちろんのこと、私は「女性用の下着を履いた状態で勃起をすると亀頭がちょっとはみ出る」ところが非常に良かったと思います。

そして本当にたまらないタケルのフェラについて。私はですね、最後のコマの「そのままでいい」にどのくらい「そのままも」「そのままが」が含まれているのかが気になって気になって。
超擬態グミが無ければ絶対にこうなっていないのに、タケルは「男にフェラされる」「男をフェラする」のどちらも体験してしまいます。
正直に白状しますと、私は今一番「♂若葉に挿入される♂タケル」のBLエロ同人が読みたいです。当然そうなると、リバも読みたいということになりますね。

なのにあとがきには「次回作は22歳で再開」と書いてあります。22歳で再開…?!
どのくらい期間が離れていたのかは分かりませんが、タケルは若葉と疎遠になっている間に「いろんな若葉」を我慢出来るのでしょうか?!?!
タケルはこの日以降、♀若葉ではなく♂若葉とイチャイチャしたいと思ったとき、ちゃんと本音を伝えられているのでしょうか。
うーん、考えだしたら本当にキリが無いですね。以前は「妹含めた3Pも」という悪魔的発想をあとがきに書かれていた作者さんですが、私としては「♂中心の悪魔的発想のifルート」を読んでみたくなってしまいます。

最初はただ、作者である山田さんのエロ用アカウント「山田のサブ垢」のツイートを眺めながら「人が性癖をぶちまけるのを見るのは楽しいな」と思っていただけだったんです。
まさか最終的に「『男女の友人同士TSF』の末にどっちも男でフェラするのめちゃくちゃ良いな。もう一歩踏み込んで♂SEXしてくれないかな。同性同士のTS、元から男同士のTSとはまた違った趣(おもむき)がここにはある」という立場になってしまうとは。
若葉の「ずっと男になりたかった」という設定が逸品で、もしこの設定が無ければ私は「私が男の時も勃ってくれるのうれしーな」の台詞にここまで心動かされることは無かったでしょう。
全ての要素が一つずつ、過不足なく積み上がり、最後にタケルが選んだ道は「そのままでいい」だった。本当に本当に、ありがとうございます。

「22歳で再開」という一言だけで、それに至るまでのいろいろな妄想(会えない寂しさからタケルは若葉に隠れて女体化しないだろうかとか、男体化して男として生活する日もある若葉を男として好きになる女の子は出てきやしないだろうかとか)をしまくってしまうようになった私。このシリーズ、絶対に完結まで追わせていただきます。


最後に

私の中の「新たな扉」をいくつも開けてくれた、この「性擬態幼馴染」シリーズ。きっとエロ同人誌だからこそここまでの表現が可能となり、私の心が突き動かされたのでしょう。商業誌のラブコメ漫画では描ききれない、エロ同人なればこその神シリーズ。
作者さんの「確固たるリビドー」が確実に存在するからこそ、こんなにもソリッドな展開や表現が可能になるんでしょう。エロ同人誌とはこうあるべし!という気概を感じましたね。
私が漠然と考えていたようなことが、何度も作中に「漫画」として描かれていたことも、私がこのシリーズを愛せた大きな理由の一つだったとも感じます。個人的にはもっともっと読みたい展開があるので、6作目、7作目と続いていってもらえたら嬉しいのですが…。
とりあえず最新作の5作目まで記事が書けたので、もっと多くの人にこの作品の魅力が伝わることを願っています。